BGM-71 TOW
BGM-71 TOW
BGM-71 TOWは第2世代の対戦車ミサイルでSACLOS方式で誘導される。
TOWはTube launched, Optically tracked, Wire guidedのそれぞれの頭文字から来ており、それぞれチューブ発射式、光学追尾、有線誘導の意である。
開発
TOWは、ヒューズエアクラフト社主導の下1963年から1968年にかけて開発された。
構造
推進装置
射出用のブースター・モーターと飛翔用のサステナー・モーターを備えており、ブースター・モーターによってコンテナ(チューブ)から発射後0.1秒でサステナー・モーターが点火、飛翔する。
サステナー・モーターは1.6秒燃焼することができ、燃焼終了時には295m/sの速度に達する。
その時点のミサイルの位置は発射装置から350mの位置になる。
その後ミサイルは惰性で飛翔し、最大射程とされる3750mまでは21秒で飛翔する。なおこの時点で速度は125m/sである。
誘導装置
TOWは有線で誘導信号を伝達する。
そのため飛翔体尾部に備え付けた2個のスループからそれぞれ1本ずつ、計2本のワイヤを繰り出しす。
派生型
- BGM-71C Improved TOW(ITOW):性能改善型。スタントオフを確保するためのプローブが弾体先端に取り付けられたほか、射程が3750mに伸延された。
- BGM-71D TOW 2
- BGM-71E TOW 2A
- BGM-71F TOW 2B
- TOW FF:TOW Fire and Forgetの略。打ちっぱなし能力を獲得する予定であった。計画中止。
- TOW-ER(ワイヤレス TOW)
運用国
- 日本
- 韓国
- 台湾
関連項目
参考文献
- 最終更新:2014-11-12 00:27:53